コオロギとお豆腐のヤンニョムチキン

コオロギとお豆腐のヤンニョムチキン - 昆虫料理つくってみた vol.1

「BUGS GROOVE」がお送りする新企画「昆虫料理つくってみた」!!
昆虫食初心者の編集部スタッフが、食材に昆虫を取り入れられそうな料理を探し出し、“昆虫食アレンジ” してご紹介していきます。

第一回目は『コオロギとお豆腐のヤンニョムチキン』です!

ヤンニョムチキンとは、揚げた鶏肉にコチュジャンやはちみつなどを混ぜたソースをかけて甘辛く味付けした韓国料理です。

今回は、鶏肉の代わりに豆腐とコオロギパウダーを使用し、高たんぱくで低カロリーながら、食べ応え抜群なレシピにアレンジしました。

それではさっそくレシピのご紹介です!

レシピ

虫レベル
★☆☆☆☆

材料(2人前)

調理時間:約20分

木綿豆腐 一丁(300g)
片栗粉 大さじ4
白ごま

A: 料理酒 大さじ1
A: 醤油 大さじ1
A: おろししょうが 小さじ1/2
A: おろしにんにく 小さじ1/2
A: 昆虫パウダー 大さじ2
A: 塩 少々
A: こしょう 少々

ソース
B: コチュジャン 大さじ2
B: 料理酒 大さじ1
B: ケチャップ 大さじ2
B: ごま油 大さじ1/2
B: はちみつ 大さじ2
B: 醬油 大さじ1

ヤムニョムチキンの材料

作り方手順

1. お豆腐の水気を取ります。
お豆腐に重石をのせ30分から1時間ほど置いた後、電子レンジで600wで4分ほど温めてください。
水気が切れていないと成形が難しくなってしまったのでしっかりと切ったほうが良いでしょう。

豆腐の水切り

2. 水気を切り、粗熱を取ったお豆腐とAの調味料を1cm以上の塊が無くなるまでしっかりと混ぜ、最後に片栗粉を入れてさらに混ぜます。塊が残っていると崩れの原因になってしまうので、手でお豆腐をつぶしながら混ぜるとまとまりが良くなります。

食材を混ぜ合わせる

3. 混ぜ終えたタネを作る個数にざっくりとボウルの中で切り分け、手に取って成形していきます。

楕円形に形を整えたら、ハンバーグのように右手と左手で軽く投げるようにして空気を抜きます(10〜20回くらい)。

タネの形を成形

4. 片栗粉をお豆腐全体にまぶし、熱したフライパンにサラダ油を入れ両面がしっかりキツネ色になるまで揚げ焼きをします。

※ 油の量はフライパンの1~2cm程度(タネの半分が油に浸かる程度)の深さが目安

揚げ焼き

5. フライパンに混ぜ合わせたBを入れ中火で煮立たせたら揚げた豆腐を入れて1分間ソースと絡めるように和えます。

ソースを絡める

6. 盛り付けて白ごまを振ったら完成です。

実食!

ヤンニョムソースの香りが食欲を誘い、食べる前から “絶対に美味しい” という期待感がありましたが、それと同時にコオロギパウダーの味がどのように出てくるかドキドキしました。

しかし、一口食べるとソースの甘辛さと揚げたお豆腐が絶妙に絡み合い、口いっぱいに美味しさが広がりました。
お豆腐なのに食べ応え抜群で食べる手が止まりません。

正直なところ、コオロギパウダーを大さじ2杯も入れたのでコオロギの味が強くでるかと思いましたが、ほとんどコオロギの味は感じられませんでした。

それでもコオロギパウダーを入れたことによりたんぱく質は約6〜7g増量(※)!高たんぱく、低カロリーで運動後の食事にもピッタリです。
※たんぱく質量は商品や品種によって異なります。

弊社スタッフに試食してもらうと「美味しい!コオロギパウダー入ってるの!?」「これがお肉じゃなくてお豆腐!?お肉かと思った」と驚きの感動の声が続出。

昆虫食に親しみがないスタッフがパクパクと食べているところを見て、さらにコオロギパウダーの馴染みやすさを実感しました。

ポイント

今回はコオロギパウダーをお豆腐に混ぜて使用しましたが、ソースに混ぜて使用することも可能です。

コオロギパウダー入りのヤンニョムソースなら炒め物や和え物などバリエーション豊富なお料理も高たんぱくで美味しく楽しめます!

『TAKEO』のコオロギパウダー

今回の料理に使用したコオロギパウダーは昆虫食専門店『TAKEO』さんのジャマイカンフィールドコオロギでした。

「動物的なクセ」がなくどんな料理にも合うというジャマイカンフィールドコオロギは昆虫料理初心者でも使いやすい一品で、お菓子作りにもおすすめです。

※ コオロギはエビなどの甲殻類のようなアレルギー反応が出る可能性があります。 食物アレルギーが気になる場合は、コオロギパウダーは少量から試すようにしてください。

次回の『昆虫料理つくってみた』は、ジャマイカンコオロギパウダーを使用した和風お豆腐ハンバーグです!お楽しみに!