豪華!

豪華! 昆虫かき揚げ年越しそば - 昆虫料理つくってみた vol.04

あっという間に12月が到来し、今年も残すところあとわずか。
年の瀬が近づく中、今年も色々な出来事がありましたが、いよいよ締めくくりの時期に突入しました。

今回の「昆虫料理つくってみた」は、年越しにぴったりな豪華な「昆虫年越しそば」です!
だしやかき揚げに昆虫をふんだんに使用して、普段のそばとは一味違った一品に仕上げました。

それでは早速レシピの紹介です!

レシピ

虫レベル

★★★★☆

材料(2人前)

調理時間:30分

そばつゆ
コオロギ 20g
醬油 大さじ4
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
水 400cc

かき揚げ
バンブーワーム 10g
コオロギ 15g
玉ねぎ 1/2
ニンジン 1/2
三つ葉 3束
春菊 3束
大葉 2枚

A:小麦粉 50g
A:水 75ml
A:塩 少々

サラダ油 適量

作り方

そばつゆの作り方

1. 鍋に水 400ccとコオロギを入れて沸騰させます
※ コオロギはだしパックに入れておくと取り出しが簡単で便利です

2. 沸騰したら、醬油、みりん、酒を加えて味を整えればそばつゆの完成です。

かき揚げの作り方

1. 人参は千切り、玉ねぎは薄切り、三つ葉と春菊は3cmの長さに切ります。
ボウルにAの材料を入れてダマが無くなるまで混ぜ合わせ、切った野菜とバンブーワーム、コオロギを加え、衣が食材によく絡むよう混ぜ合わせます。

2. 鍋にサラダ油を2〜3cm程度入れて、170℃に熱する。2で混ぜ合わせた食材をお玉などで落とし入れてください。
※ 油がハネないようになるべく低い位置から入れてください。

3. 上下ひっくり返しながら全体がきつね色になるまで揚げてください。

茹でたそばを器に盛り、そばつゆをかけて、お好みでネギをのせれば年越しそばの完成です。
揚げたての昆虫かき揚げをそばの上にのせてもいいですが、昆虫や野菜のサクサクの食感を楽しむために、別のお皿に盛り付けて塩を振って食べるのがおすすめです。

実食!

そばは甘めの関西風のおつゆにコオロギの旨味がしっかりと溶け込み、香りも豊かで寒い冬に心も身体もホッと温まる優しい味わいです。

昆虫かき揚げは外はサク、中はふわっとした絶妙な食感。
今回かき揚げに使用したバンブーワームとコオロギは、クセがなく食べやすい味ですが、昆虫ならではの香ばしさもしっかり感じられ、かき揚げとの相性は抜群で、2024年を締めくくるにふさわしい逸品に仕上がりました。

そして、実はそばも自分たちで作ってみようとそば打ちに挑戦したのですが...
編集部にはそば打ち初心者しかおらず、「そばのような短い麺」が出来上がってしまいました。八割そばの分量にコオロギパウダーを混ぜて、一生懸命こねて伸ばしたのですが、水分が足りなかったせいかそばを切るときには生地が乾燥してポロポロと切れてしまう事態に。

それでも茹で上がりの味はとても美味しく、そばとコオロギの香りがしっかりと感じられる旨味のある仕上がりになりました。

みなさんも今年の締めくくりは、いつもと違った昆虫盛りだくさんの年越しそばを作ってみてはいかがでしょうか?それではみなさん良いお年をお迎えください!

※ コオロギはエビなどの甲殻類のようなアレルギー反応が出る可能性があります。 食物アレルギーが気になる場合は、コオロギパウダーは少量から試すようにしてください。