プノンペンで昆虫屋台や高級レストランへ─カンボジアの昆虫食事情

プノンペンで昆虫屋台や高級レストランへ─カンボジアの昆虫食事情 vol.3

カンボジアでは昆虫屋台に加え、高級レストランでも昆虫料理が楽しめます。最もポピュラーなのはコオロギ。通常サイズに加え、巨大コオロギもあるそうです。
取材陣が首都、プノンペンの街へ繰り出した様子をレポートします!

地元の人が利用する昆虫屋台

プノンペンでは、ナイトマーケットや歓楽街の路上に、バイクで引く移動式のさまざまな屋台が並びます。昆虫屋台もそのひとつ。
定番は、通常サイズのコオロギ、親指サイズの巨大コオロギ、ガムシ(水生昆虫でゲンゴロウに似ている)、カイコの蛹(さなぎ)、バッタなどの素揚げ。値段は安く、地元の人たちがスナック感覚で買っていきます。

取材陣もさっそく、巨大コオロギやカイコの蛹などを購入。スパイシーな味付けで、どれもエビに似た味。食感がそれぞれ少しずつ違い、パリパリとした香ばしさが楽しめます。

いろいろな昆虫を盛り合わせてもらった

高級レストランで味わうコオロギ

昆虫料理は高級なレストランやバーでも味わうことができます。例えば、プノンペンにある『ラッフルズ ホテル』併設のバーでいただくコオロギのフライ。

シンプルな素揚げも洗練された味わいに

巨大コオロギ8、9匹の素揚げにハーブや香辛料が添えられ、盛り付けもオシャレ。どちらかというと観光客向けで値段は屋台の約4倍と高めですが、そこはやはり高級バー。揚げ方も絶妙でジューシー、強めに味付けをする屋台と比べて薄味で、素材本来の味が楽しめます。
プノンペンに行った際には、一流シェフが腕をふるう昆虫料理をぜひお試しください!

文 :久保田 裕子 
動画:BUGS GROOVE
編集:BUGS GROOVE