コンポントムの朝市でコオロギの素揚げを─カンボジアの昆虫食事情 vol.4
プノンペンを離れ、取材陣が向かったのは、車で約3時間の街、コンポントム。
コオロギの捕獲や養殖場を取材し、朝市を訪れました。活気あふれる朝市では野菜、肉、魚、乾物、衣類などの屋台が並ぶ中に、昆虫屋台も軒を連ねます。
農家の人たちが朝捕れたばかりのコオロギやバッタなどを運び、屋台の店主がその場で調理して売るスタイルです。
調理は素揚げがメイン。例えばコオロギは何度も水洗いして泥を落とし、ザルにあげて水切り。東南アジアでポピュラーなうま味調味料(大量!)、スパイス(さまざまなスパイスを調合したもの)、塩、チリパウダー、生のチリなどをまぶし、大豆油でじっくりと揚げます。揚げたてはサクサク、中身もジューシーでとても美味。
屋台によってスパイスなど味付けにこだわりがあるそうで、食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
文 :久保田裕子
動画:BUGS GROOVE
編集:BUGS GROOVE