昆虫食生活

昆虫食生活 〜8日目〜 タイと日本のイナゴを食べ比べてみた

こんにちは、西川の1ヶ月昆虫食生活8日目です。今日から2週間目に突入しました!

これまでよりもさらに昆虫食のおいしさをお伝えできるよう、頑張っていきますので引き続き応援よろしくお願いします!

今日はわたしが所属している某大学の探検部の友人である西川さんが応援に来てくれました。二人とも西川なのでダブル西川です!わかりにくくてすみません。実は西川さんには1ヶ月昆虫食生活のレシピづくりを協力してもらっています。このレシピはBUGS GROOVEにレシピコーナーをつくって紹介していけたらいいなーと思っています!

タイ産と日本産のイナゴに味の違いはあるのか!?

今日は、昨日リポートしたタイ食材専門店アジアスーパーストアで購入した、タイ産の素揚げイナゴが日本産のイナゴと比べて、サイズが格段に大きかったので、サイズだけではなく味も違うのか検証するため、西川さんと一緒にタイ産と日本産のイナゴを食べ比べてみることにしました。

イナゴの味がちゃんとわかるよう、調理方法は素揚げにして、塩を振るだけのシンプルな味付けにしました。ちなみに日本のイナゴは何度か料理にも使っている、稲刈りイベントの田んぼで、私が採取してきて冷凍保存しているものを使用しました。

画像の左側に持っているのが日本産。右側に持っているのがタイ産

正直なところ、2種類のイナゴは味自体にすごく違いがあるというわけではありませんでしたが、風味と食感を比較したいと思います。

<タイ産>
風味:大豆
食感:肉厚で歯ごたえしっかり

<日本産>
風味:稲
食感:サクサクと軽い

以前記事にも書いたように、日本産のイナゴからは稲の風味がするのに対し、タイ産のイナゴからは大豆のような風味がしました。

また、タイ産はサイズが大きいので、日本産に比べると肉厚でしっかりとした噛みごたえ!日本産はサクサクと食べられる軽い食感でスナック感覚で食べられます。

風味や香りの違いは餌の関係だと思うのですが、イナゴの養殖大国であるタイ産のイナゴはあまりにもサイズが大きいため養殖されたものだと思われます。

産地の違いだけではなく、天然物と養殖での味の違いや、価格がどれだけ違うのかも気になるポイントではあるので、今後リサーチしていきたいと思います!

そして今日は夜ご飯も西川さんと一緒に食べました!西川さんは普段から昆虫を食べているわけではないので、初心者の方でも食べやすい「イナゴとミルワームの天ぷら」と「コオロギ粉入りにゅう麺」「カタツムリの中華風炒め」をつくりました。

食べやすい初心者向け昆虫料理
友達の西川さん一緒に夜ご飯!

今までイベントなどで色々な昆虫食を食べてきましたが、昆虫食を食べるときに”ぐにゃっ”とした食感だと、どうしても口の中で虫を食べていることをイメージしてしまい、苦手意識につながってしまいます。逆にサクサクとした食感にすることで虫を食べているという感覚を軽減させることができ、おいしく食べることができると実感しています。

昆虫食に慣れる前はおいしさよりも、”食べやすい食感”や”見た目”を重視すべきかもしれません。

明日は、横浜で開催される昆虫関係のイベントに行ってみようと思います!お楽しみ!

昆虫食生活8日目献立 ※昆虫から摂取できるタンパク質記載

朝:エスカルゴとほうれん草の炒め物、トースト、アスパラ、コールスロー、豆乳カボチャポタージュ
昼:エスカルゴとアスパラのペペロンチーノ風炒め
おやつ:イナゴの素揚げ
夜:イナゴとミルワームの天ぷら、コオロギ粉入りにゅう麺、エスカルゴの中華風炒め、サラダ

8日目に摂取した動物性たんぱく質の量は19.8gです。
※昆虫のタンパク質含有量は『楽しい昆虫料理』(著 内山昭一)、『昆虫食古今東西』(著 三橋淳)、各種商品に記載されている数値を参考にしています。

文: 西川

編集: BUGS GROOVE